スティルハウスの書庫の書庫

はてなダイアリーで書いてた「スティルハウスの書庫」を移転してきました。

appengine ja night #24 が終わりました

appengine ja night #24リクルートMTLで開催されました。今回はGoogleでAPAC地域のCloudセールスを統括するCory Frantzmeierがたまたま東京に来ててぜひ皆さんに挨拶したいというので簡単なキーノートをお願いしました。そこで「年内には台湾、香港、シンガポールにApp Engineのデータセンターを設置したい」っていう情報も飛び出してました(正式なところは私もよく分からないのですが...)。これが実現すると、いまよりぐっとレイテンシが短くなるはずで、App Engineエンジニアには嬉しいニュースですね。

今回のおしながきは以下のとおり。

セッション1:「Google Cloud Endpoints & BigQuery」
発表者:Ryo Yamasaki @vierjpさん
資料:こちら

セッション2 「Datastoreへのアクセスを楽してMemcacheアクセスに置き換えるライブラリ作った in GAE/J」
発表者:@vvakameさん
資料:こちら

ヤマサキさんのEndpointsセッション、この資料はGoogleのドキュメントよりもさらに実践的で、Endpointsを実際に使う人にはとっても価値のある内容になってます。私自身もEndpointsの使い始めのころはドキュメントも不足していていくつか何度かハマっていたのですが、そうしたハマりポイントが網羅されてます。さらに、AngularJSと組み合わせようとするとまずは初期化の順序や方法で悩むのですが、そのあたりもきちんと触れられてますね。これらの点でいちど慣れてしまえば、Endpointsはとっても快適で、もうサーブレットMVCをサーバー側で自前で用意する気にはなれなくなります。つい先ほど松尾さんもチャットで「もうEndpointsだけでいいじゃん」と言ってましたよ!

わかめさんのMemvache、ApiProxyにフックを入れてPBをいじって、、っていう手法は、ajnの初期にしばしば熱く議論されたテーマで、昔のajnが思い出されますねー(遠い目)Datastoreアクセスしてるコードを一行も変えずにMemcacheキャッシングを挟めるという便利ツールです。さらに自前でキャッシングStrategyを入れ替えたりできるのいいですね。というかこういうのをSDK標準に入れてPythonのndbみたいなAPIにしてほしい、、と思いました。わかめさんSlim3コミッター就任おめです!shin1さんを乗り越える日も近い。。

BeerTalk

今回のBeerTalkはこんな内容。いつものごとく、私とshin1さんのBTは時間が足りなくて次回持越しとなってしまいました。。

BeerTalk2:「Google App Engineを使って仕事をするということ」
発表者:塩瀬悠樹さん(吉積情報)

BeerTalk4:「Dig・基幹系でAppEngineを掘る」
発表者:清野克行さん
資料:こちら

吉積情報さんは大手のお客様向けの業務システム構築でたくさんのApp Engine実績をお持ちで、とくに印象深いのがApp Engineでは難しい事前の運用コスト見積もりのノウハウを蓄積されてる点(これができないと業務案件の見積もりは難しいですよね)、そして数万ユーザー規模の業務システムでも月額費用が驚くほど安い点(確か2万円くらい?)でした。すごーい。。

清野さんのセッションはブラウザのWebSQLとCloudSQLを組み合わせてオフラインファーストな業務アプリを構築する手法を解説したもので、BeerTalkには収まりきれない密度でした。時間が足りなくなってしまって残念です。。しかしデモでは入力に瞬時に反応してマスタ内容を引っ張ってくるUIとか、Channel APIでサーバーからクライアントに変更内容をプッシュ通知してブラウザ内容を書き換えとか、かっこよかったです!

皆さんのまとめ

いつもながらthorikiriさんのまとめの密度と素早さはすばらしい( ;∀;)

会計

今回はビールたのみすぎたーっ。。

  • ビール&ピザ:57880円
  • 集金:30000円
  • 前回繰越:30108円
  • 次回繰越:2228円

いつもいつも会場提供&運営でご協力いただいておりますリクルートの黒田さん、今回もありがとうございましたm(__)m