スティルハウスの書庫の書庫

はてなダイアリーで書いてた「スティルハウスの書庫」を移転してきました。

gcp ja night #28 が終わりました

gcp ja night #28 、今回はフリークアウトさんのおしゃれ会場をお借りして開催、200名ほどの参加がありました。これまでで最大規模ですね。。GCP来てる感あります。

皆さんのまとめ

当日のようすを知るにはyukotanさんが速攻upされてたtogetterまとめがベストですね〜。

# @a_knowさん、BQの一時テーブルにはコストはかからないはずですが、確認しますー!
→かかりませんでした。

今回のおしながき

まずはBrianのManaged VMの話から。Managed VMGCPのPaaSであるApp EngineとIaaSであるCompute Engine (GCE)を統合するサービスで、App Engineではこれまで使えなかった任意のバイナリやライブラリをGCE上で動作させつつ、App Engineと同様のお手軽デプロイ&管理を実現するもの。BrianのSudokuデモではOpenCVによる画像認識が実演されてました。このManaged VMが近々Docker対応する予定で、Dockerイメージを指定するとそれをApp Engineのお手軽管理で運用できるようになります。現在はLimited Previewですが、GAが楽しみな機能です。

一方のKubernetes (k8s)は、App Engineとは関係なくGCE上でのDockerと組み合わせて使うジョブスケジューラです。まだまだ出たばかりで昨日も実績もそれほど多くはないですが、Brianによるデモではyamlファイルで宣言的に記述したラベルとコンテナ数を元にk8sがDockerコンテナを死活監視&再起動したりローリングアップデートしたりしてました。こちらも、Managed VMとは別のオープンソースベースのアプローチで、App Engine的なスケーラブルなお手軽運用管理環境を目指してますね。

naoyaさんのBigQueryの話、BQ内部の仕組みをはじめ、KAIZEN PlatformにおいてBQをどのように使っているかをとても具体的に解説されてて貴重な発表でした。naoyaさんがメンテナをされているfluent-plugin-bigqueryを使ってnginxログやアプリログを直接BQにストリームインポートしたり、性能や効率をあまり考えない富豪なクソクエリwでも問題なくKPIを引っ張れたり等々。インポートしながら即クエリできるのはBQのいいところ。

tongpooさんはビールが入ったいい感じのノリでGAE/Goの話。40msでコンテナが立ち上がるPaaSって、世の中にGAE/Goしかないような。こんな環境でGo使ってWebアプリ書くのが最強な気がします。ExperimentalからGAになってくれないとvvakameさんやsinmetalさんにきつく抱きつかれそうで大変困るのでGoogleさん早いとこお願いします!

BeerTalkおしながき

GoogleのtomomiさんによるsupercoolなDJを聴きつつ皆さんよっぱらったところでBeerTalk:

もりすさんのニーズを満たすようなビールは高いんですよ〜。fluent-plugin-bigqueryのためにかなり手を入れていただいたとはありがたや。。感謝の気持ちをぜひお寿司で表させていただきたいです。Vさんのterraform話、terraformってなんだろ?と思ってましたが、AWS/DigitalOcean/GCEで共通のインフラ構築スクリプトが書けるというところがばっちり分かる内容でした。あつしさんの投票話はおそらく国内でいちばん大規模にBQとfluentプラグインを活用した事例で、BQの性能を生かして多重投票も含めてBQに入れてしまって後で重複排除する使い方が印象的。また恐ろしい量のデータをインポートしつつクエリ性能が変化しないという実例にもなってます。最後のhakoberaさんのお話はGoogle Apps ScriptとBQの組み合わせで、ログ分析からグラフのPDF作成や自動メール送信まですべてを自分でサーバーを立てずに自動化する事例でした。GAS+BQはとても強力なので私も仕事でよく使ったりします!

運営を担当していただいたVoice Researchの皆さん、会場をお貸しいただいたフリークアウトさん、そしてすてきなDJしてくれたtomomiさん、many many thanksです!!