#appengine ja night #10 が終わりました〜
Google TechTalk+appengine ja night #10が終わりました!
今回はGoogleのJohn Woodellさんによる「Slim3のTechTalkやろうよ」という呼びかけがきっかけで、TechTalk+ajnという形態で4つのセッションを開催しました。場所は初めてとなるGoogleさんの六本木ヒルズの新オフィス。実はajn1は渋谷オフィスでしたが、それ以来となりますね。当日は90人くらいお集まりいただきました。アジェンダはこんな感じ:
Google Tech Talk + appengine ja night #10 のご案内
第一部(19:00〜20:30/参加費無料) 1. 「Slim3 on App Engine」 ひがやすをさん(電通国際情報サービス) 2. 「Mirah and Dubious on App Engine」 Charles Nutter (Engine Yard, Inc.), John Woodell (Google Inc.) 第二部(20:30〜23:00/ピザとドリンク付き・参加費は実費) 2. 「AppEngine で作る Google Apps MarketPlace 対応サービス」中嶋信博さん(なかじまんソフトウェア株式会社/Google OpenSocial API Expert) 3. 「DaVinciPad開発で学んだこと(GAE/J編)」白石俊平(株式会社オープンウェブ・テクノロジー/Google HTML5 API Expert)
つぶやきまとめ
- hashtags.jp(@10binさんthx!) http://hashtagsjp.appspot.com/tweets/ajn10
- トゥギャッター(wasaistさんthx!) http://togetter.com/li/46044
スピーカーの皆さんの資料
- Charles and John: Mirah and Dubious
- 中嶋さん:「Google App Engineで作るGoogle Apps Marketplace対応サービス」
- 白石さん:DaVinciPad開発で学んだこと(GAE/J編) (HTML5対応ブラウザが必要です)
感想など
今回はひがさん自らSlim3のライブコーディングをしながら(しゃべりながらタイピング!)、Slim3によるTDDをわかりやすく解説いただきました。Johnは「Twitterでappengineを検索すると日本語のSlim3のつぶやきがたくさん出てきて、いったいこれは何だ!もっとみんなに紹介しよう!と思った」的なことを言ってました。私がustトラブルに気を取られてCharlesやJohnに通訳してあげられなかったのが心残りです。。
そしてひがさんにつづいては、怪しげなJRubyのCharlesによるMirah解説、そしてJohnのDubiousデモでした。Mirahは「Rubyの構文+Javaのスピードと型」って感じの新しい言語で、Javaのソースに変換して実行されます(マクロプロセッサみたいですね)。なのでApp Engineに限らず、AndroidやGWTの記述にも使えます(Mirahで書いたAndroidアプリのデモもありました)。とりわけランタイムライブラリを一切必要としないので、App Engine上では“素のサーブレット”と同等のスピンアップ時間で動作します。一方、JohnのDubiousはMirahベースのRailsっぽいWebフレームワークで、ActiveRecord的なモデル記述をするとLow Level APIによるDatastoreアクセスを行う仕組みを実現していました。このMirah+Dubiousならば、JRubyのようにスピンアップに10数秒もかかることはなくなり、デモでもさくさく動作していました。
第2部は中嶋さんのセッションから。中嶋さんが開発されたOpenSocial Pages for Google Appsでの経験を元に、Google Apps Marketplaceへのアプリの登録方法や、各種の設定方法、App Engineとの認証の連携など、かなり具体的な解説をいただきました。このトピックでここまで実践的な説明(これをやったら承認が下りないだろう。。など)は他では聞けないと思います。AndroidやiPhoneアプリのように、小さなApp Engineアプリをさくっと自作してさくっと販売。。なんていう世界がまもなく実現されると期待されます。
ここでピザ+ビールでしばし歓談の後、白石さんのセッション。白石さんが開発されたChrome Extension、DaVinchPadで使用されたフレームワークやテクノロジーについての解説や、App Engine開発でのハマりポイントなどを説明いただきました。クライアントからサーバーを定期pingする「キツツキ方式」は斬新です。またそれによりスピンアップ時間を気にする必要がなくなり、Java EE標準のリッチなフレームワークやライブラリを存分に使いこなすという手法もとても勉強になりました。
運営の反省点!
- 機材の不調でust配信に失敗してしまいました。。大変申し訳ありません。事前準備にもう少し時間をかけるべきでした。
- 月曜開催のせいか、ジュース類が足りなくなった!逆にビールは1ケースも余ったので、Googleさんに寄贈いたしました。山崎さんが全部机の足下に置いておくと言ってましたw
- 集金額は118,000円でした。ピザ+ビール代は101,340円。#ajn8からの繰り越しが-15,984円なので、+676円を次回に繰り越しとします(ちなみにこれまでのajnでの飲食代の領収書は集計後に全部破棄してます)
最後に、今回のきっかけを作ってくれたJohnをはじめ、スケジュール調整や会場手配、セキュリティ登録等で大変お世話になったGoogleの山崎さん、ディペスさん、西村さんに感謝です!!あざーーっす! また会場貸してくださいw