Google Storageの概要
Google I/O 2010行ってきました!そのまとめを何回かに分けて書いていきたいと思います。まずはGoogle Storageから。
Google Storageは、簡単に言うと「RESTで利用できるS3みたいなストレージサービス」です。App Engineセッション扱いでしたが、実体はApp Engineとは直接関係ない別プロダクトです(ただしREST経由の連携は可能です)。
リンク
- Google Storage for Developers (Labs)
- Live Wave: It's 2010: How is your move to the cloud doing? (transcriptが紛失したそうですorz)
特徴
- cloud-based binary object store:クラウド上にバイナリデータを置ける。S3的サービス
- buckets and objects:単一の名前空間内に「bucket」と呼ばれる単位でデータを格納(これもS3に似てる)。ユニークなIDを付けて管理。
- Google Storage manager: S3と同様の使いやすいGUI管理ツールを提供。
- flexible access controls/private, shared, or public:データにユーザーやグループ単位でパーミッション設定が可能
- multiple locations:Google Storageのデータは、US内の複数拠点に分散保存される。今後はUS以外のDCにも展開予定。SLAやサポートも予定。
- RESTful API features: 署名データを付けたRESTリクエストを送る。言語向けAPIを提供する予定はなし。App Engine上のPythonコードからアクセスするデモを紹介したが、動いていなかった様子。
- read-your-writes data consistency: データの書き込みはeventual consistencyではなくstrong consistencyなので、書き込み後は直ちに他の読み取り可能
今回はGoogle Storage上のキモい機能として、BigQueryとPredicate APIが公開されました。これについて詳しくは明日書きます!