スティルハウスの書庫の書庫

はてなダイアリーで書いてた「スティルハウスの書庫」を移転してきました。

#appengine の未来はこうなる!

と釣りっぽいタイトルで、 App Engine Product Roadmapを簡単にレビューしたいと思います。久々に見たら、いろいろ追加されてた! 各項目毎に、私の勝手な予測(妄想)コメントを加えてみました。

  • Background servers capable of running for longer than 30s
    • 忌まわしき30秒制限から開放されたバックグラウンド処理が可能になるであろう。Task Queueのタスクでさえ30秒制限があるのでバックグラウンド処理も細切れにする必要がありましたが、それが不要になるであろう
  • Ability to reserve instances to reduce application loading overhead
    • 忌まわしきスピンダウン/スピンアップを回避できる有料オプションが追加されるであろう
  • Ability to select different availability vs. latency options for Datastore
    • これ最近MLでもぽちぽち解説されてますね("the upcoming synchronous replication feature")。ちょっと遅くなるけど確実に冗長化されるput、とかが利用可能になるであろう
  • Support for mapping operations across datasets
    • MapReduceがサポートされるであろう
  • Datastore dump and restore facility
    • 一括インポートとエクスポートがサポートされるであろう(しかしこれずいぶん待たされてますけど)
  • Raise request/response size limits for some APIs
    • 現状、リクエストとレスポンスのサイズには最大10MBという制限がありますが(Blobstoreは最大50MB)、これが解消されるであろう
  • Improved monitoring and alerting of application serving
    • 運用中のアプリケーションの監視とアラート機能が追加されるであろう
  • Support for Browser Push (Comet) communication
    • WebSocketsがサポートされるであろう
    • ちなみにApp EngineのFront Endは、App Engine以外のGoogleの各種サービスとhttpdサーバーの実装を共用しているらしいので、App Engineだけ勝手にWebSocketsをサポートするってわけにはいかないようです
  • Built-in support for OAuth & OpenID
    • OAuthとOpenIDがサポートされるであろう(Google Apps Marketplaceがらみ?)