スティルハウスの書庫の書庫

はてなダイアリーで書いてた「スティルハウスの書庫」を移転してきました。

Multihomingというより、もうグローバルな単体計算機の気がす

http://home.att.ne.jp/sigma/satoh/diary.html (個別記事にリンクがない〜)

分散アルゴリズムに多少知識がある方ならば、Paxosを含む3相トランザクションプロトコルは遅いことは常識。だから遅延が大きいことは当初から予想されたことだと思います(個人的には特許の問題のような気がします)。それにしても3相トランザクションプロトコルは学術研究ではたくさんの提案があったのですが、唯一といってもいい実用化事例がPaxosなのですよね。やっぱり3相トランザクションプロトコルは理論的にはよくても、実用は難しいのでしょうね。

ふ〜む、3相tx(3PCって書いていいのか!?)なんて知らなかった。まあappengineに限って言えば、単純に、遅いACIDよりも速いBASEを選んだってことだと私は思います。

それにしても日本国内には巨大データセンターを構築したい方が多いようですが、先行するGoogleは巨大データセンターの構築という段階の先、つまり、巨大データセンターを連携することで地球規模の超巨大コンピュータの構築という段階を入っています。巨大データセンターの構築が一周目だとしたら、 Googleは二周目にはいっていることになりますが、日本は巨大データセンターの構築する計画もない。つまり、このレースにスタートすらしていない状況。いまからでも追いつけると思うのか、別のレースを始めた方がいいと思うかは人それぞれですが。

これ同意。もうIT補完計画が始まっちゃってて、単体のサーバーとかデータセンターは飲み込まれちゃうんだと思いますよ。「クラウドの2ケタ安」(by日経の中田さん)は圧倒的ですから。。これは技術的なブレークスルーとかではなくて、ターミネータースカイネットとか米国の軍産複合体みたいな「現象」と思います(たまたま巨大分散システムで全体最適が実現できちゃった的)。